ケンブリッジを拠点とするハードウェアスタートアップのCavilinQは、QVTが主導し、Safar Partners、MFV Partners、Serendipity Capital、Harper Court Venturesが参加する880万ドルのシード資金調達ラウンドを完了した。同社は、単一プロセッサアーキテクチャに内在する物理的なスケーリングの限界に対処するため、複数の量子プロセッサを接続するように設計された相互接続ハードウェアを開発している。この資金は、マサチューセッツ州ケンブリッジに専門研究所を設立し、量産可能なプロトタイプの開発を支援するためにエンジニアリングチームを拡大するために使用される予定である。
同社の技術的アプローチは、高忠実度の光-物質インターフェースを構築する共振器増強型フォトニックリンクを採用している。これらの相互接続は、孤立した量子プロセッサを単一の分散システムに統合することを目的としており、モジュール式の高性能クラスタとして効果的に動作する。この技術はプラットフォームに依存しない設計となっているが、CavilinQの初期実証は中性原子量子プロセッサとの統合に焦点を当てる予定である。同社は、量子ネットワーキングと多体物理学の研究に従事してきたミハイル・ルーキン博士(ハーバード大学)とハネス・ベルニエン博士(シカゴ大学)によって共同設立された。
CavilinQが提案するモジュール式アーキテクチャは、古典的な分散コンピューティングを反映しており、個々のチップの電力と空間の制約を回避するために高速相互接続が活用される。高速ネットワーキング層を確立することで、同社は大規模な耐障害性量子コンピューティングに必要な基盤インフラを提供することを目指している。同社のロードマップによれば、これらの共振器増強型インターフェースは、既存の量子もつれベースの技術と比較して大幅に高速なネットワーキング速度を提供すると予測されており、実用規模の量子処理を実現するための重要な要素となる。
資金調達ラウンドと同社の技術ロードマップの詳細については、CavilinQの公式発表を参照されたい。
2026年4月2日




