オランダのKansen voor West(KvW)プログラムは、最先端の2量子ビットゲート忠実度の達成を目指す共同イニシアチブ、プロジェクトHAVIKに100万ユーロ(117万米ドル)を投資しました。このプロジェクトでは、デルフトの3つの市場リーダー企業であるQuantWare、Qblox、Delft Circuitsが協力し、QuantWareが主導しています。
高い2量子ビットゲート忠実度の達成は、複雑な量子アルゴリズムと量子エラー訂正を可能にする超伝導量子ビットの性能にとって極めて重要です。プロジェクトHAVIKは、各企業が独自の専門知識を活かし、量子コンピューティングスタック全体に取り組みます。
この協力は2量子ビットゲート忠実度の測定だけでなく、量子オープンアーキテクチャ(QOA)の能力と、これら3社のコンポーネントのシームレスな相互運用性を実証することも目指しています。
KvWからの100万ユーロの投資は、地域のイノベーションと経済成長を促進し、オランダを世界の量子競争におけるリーダーとして位置づけることへの取り組みを示しています。
HAVIKチームはすでに活動を開始しており、最初の重要な成果は2026年に期待され、プロジェクトは2027年初めに完了する予定です。
背景
超伝導量子ビットは、超伝導体を用いた人工的な原子であり、量子情報を保持する単位です。この量子ビット間の操作を行うのが2量子ビットゲートで、複数の量子ビットの関係を制御し、計算処理を行う基本的な回路要素です。ゲート忠実度とは、この操作が理論通りに正しく実行された度合いを示す指標であり、数値が高いほど誤りが少なく高精度な計算が可能になります。
また、量子オープンアーキテクチャ(QOA)は、異なる企業のハードウェアやソフトウェアが互いに連携して動作するための標準的な枠組みです。これにより、各社が独自に開発したコンポーネントをシームレスに組み合わせ、全体としてのシステム性能を高めることが目指されています。プロジェクトHAVIKでは、これらの技術要素を統合し、複雑な量子アルゴリズムの実行や量子エラー訂正の実現に向けた基盤構築を行っています。
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2025年7月5日



