Qilimanjaro Quantum TechとQbloxは、ヨーロッパにおけるハイブリッドデジタル・アナログ量子コンピューティングシステムの展開を進めるため、協力関係を拡大することを発表しました。バルセロナスーパーコンピューティングセンター(BSC)での共同研究を基盤とするこの提携は、今年11月に開設予定のQilimanjaroのハイブリッド量子データセンター(バルセロナ)にまで拡大されます。
この協力関係は、Qilimanjaroのアナログプロセッサと、ヨーロッパの超伝導技術に基づくデジタルプロセッサ、そしてQbloxの先進的な制御スタックを組み合わせることで、スケーラブルで信頼性の高いシステムの実現を目指しています。これは、高性能コンピューティング環境において、超伝導技術を用いたアナログとデジタルの量子コンピュータが並行して運用される初めての事例となります。このシステムはクラウドサービスとして提供され、エンドユーザーの幅広いアクセスを確保し、産業界と研究分野の両方での研究進展を支援します。
この提携は、量子主権に向けたより広範なヨーロッパの取り組みに沿ったものです。ImpaQTなどのイニシアチブを通じて、QilimanjaroとQbloxは、量子コンピューティングの発展におけるヨーロッパのリーダーシップを支援するため、それぞれの強みを結集しています。Qilimanjaroのマルタ・P・エスタレラスCEOは、この協力によって量子技術のエンドユーザーへの開放がより近づいたと述べています。
背景
ハイブリッドデジタル・アナログ量子コンピューティングは、超伝導技術を用いたアナログとデジタルの量子コンピュータが並行して運用されるシステムです。アナログプロセッサは連続的な変数を扱うのに対し、デジタルプロセッサは離散的な論理演算を行います。これらを組み合わせることで、それぞれの特性を活かしつつ、スケーラビリティと信頼性の向上を目指します。
Qbloxが提供する制御スタックは、量子ビットの操作や状態読み出しに必要な精密な信号制御を担当します。これは量子コンピュータの実用的な運用において不可欠な基盤技術です。
また、バルセロナスーパーコンピューティングセンター(BSC)は、高性能コンピューティング環境における共同研究の拠点として機能しています。この提携により、Qilimanjaroのハイブリッド量子データセンターがクラウドサービスとして提供され、産業界と研究分野の両方からのアクセスが容易になります。これにより、量子主権に向けたヨーロッパの取り組みが推進されます。
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2024年9月24日




