Quantum eMotion (QeM)(TSX.V: QNC, OTCQB: QNCCF, F: 34Q0)とJmem Technology Co., Ltd.は、量子耐性を持つSystem-on-Chip (SoC)の共同開発に向けた戦略的提携を発表しました。この独自のプラットフォームは、既存の技術では満たされていないセキュリティ要件に対応することを目的として、3層の保護を1つのチップに統合するよう設計されています。
このSoCは、QeMの特許取得済み量子乱数生成器(QRNG)と、Jmem Tekの独自の物理的複製不可能関数(PUF)、そしてNIST準拠のポスト量子暗号(PQC)モジュールを組み合わせます。光子ベースのQRNGとは異なり、QeMの電子ベースQRNGはチップレベルでの統合のために小型化が可能で、半導体レベルでの量子エントロピーの組み込みへの拡張可能な道筋を提供します。PUFはシリコンに固定された指紋を作成し、ハードウェアのトラストアンカーを提供します。
このデバイスは、ブロックチェーン、フィンテック、IoT、防衛、国家インフラを含む重要分野におけるハードウェアに固定された量子安全性の需要に対応することを目的としています。QeMのCEOであるフランシス・ベリド博士は、このプラットフォームがパートナーや顧客にとって技術的な差別化と長期的な商業的可能性を組み合わせるよう設計されていると述べました。
背景
本記事で言及されている技術用語のうち、主要な3つの仕組みについて解説します。
まず「量子乱数生成器(QRNG)」は、量子力学の確率的な性質を利用して真の乱数を生成する装置です。記事にあるQeMの電子ベースのものは、従来の光子を用いる方式よりも小型化が可能で、半導体チップへの統合に適しています。これにより、予測不可能な高品質な乱数をハードウェアレベルで提供できます。
次に「物理的複製不可能関数(PUF)」は、製造過程での微細なばらつきを利用し、各チップに固有の「指紋」のような特性を持たせる技術です。この特性は外部からコピーすることが極めて困難であり、ハードウェアの真正性を保証する信頼の基点(トラストアンカー)として機能します。
最後に「ポスト量子暗号(PQC)」は、将来の量子コンピュータによる攻撃にも耐えうる暗号技術です。米国立標準技術研究所(NIST)の基準に準拠しており、既存の暗号方式では対応できないセキュリティ要件を満たすために設計されています。これら3つを1つのチップに統合することで、強力なセキュリティを実現します。
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2025年9月29日




