量子コンピュータ関連銘柄 更新: 09/02 12:30(日本時間)
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資金調達・M&A

UMassボストン、量子ハードウェアの商用化拡大に380万ドルの助成金を獲得

要約

マサチューセッツ大学ボストン校が、州内の量子技術開発を加速するため380万ドルの助成金を獲得しました。この資金で新たな量子ハードウェアの製造施設を設立し、量子コンピュータやセンシング技術の商業化を推進するほか、専門人材の育成プログラムも開始します。マサチューセッツ州は量子技術分野での競争力強化を目指しています。

マサチューセッツ大学ボストン校(UMass Boston)は、ウエスタンニューイングランド大学との州全域にわたるイニシアチブを拡大するため、マサチューセッツ・テクノロジー・コラボラティブ(MassTech)から380万ドルの助成金を獲得しました。この新規資金は、2022年のMassTechによる100万ドルの初期投資を基に、量子ハードウェアの開発と商業化を加速することを目的としています。

初期資金により、量子コア測定施設の設立と、希釈冷凍機を含む先進的な極低温試験装置の取得が実現しました。次のフェーズでは、マサチューセッツ州ハットフィールドに新しい量子ハードウェアのパッケージングと組立施設を設立し、量子コンピューティング、センシング、通信、暗号技術における新興技術をサポートします。このプロジェクトはまた、製品開発と検証を加速するための量子ジャンプスタート・シードグラント・プログラムを開始します。

このイニシアチブは、量子イノベーションにおけるマサチューセッツ州の地位を強化し、限られたハードウェア開発能力とスキルギャップという業界のボトルネックに対応することを目的としています。プログラムの中心的な柱は、量子に精通したエンジニアやテクニシャンの育成を目指す量子人材開発です。モーラ・ヒーリー知事は、マサチューセッツ州がこの資金提供を通じて知識基盤型経済を支援していると述べました。

背景

記事では「希釈冷凍機」と「量子ハードウェアのパッケージング」という用語が登場します。希釈冷凍機は、量子コンピュータの演算素子である量子ビットが正常に動作するために必要な極低温環境(絶対零度付近)を生成するための装置です。量子ビットは熱ノイズに非常に敏感なため、この特殊な冷却装置を用いて外部からの熱影響を遮断し、安定した状態を維持します。

また、量子ハードウェアのパッケージングとは、量子チップや回路を保護し、外部の電気信号や熱と接続するための構造を作る工程を指します。量子デバイスは非常に繊細なため、単なる基板への実装ではなく、信頼性と性能を確保するための専用設計が必要です。この施設では、こうした高度な組立技術を通じて、量子コンピューティングやセンシング、通信といった分野における新興技術の実用化を支援します。

2025年10月9日

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