量子コンピュータ関連銘柄 更新: 09/02 13:15(日本時間)
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パートナーシップ・提携

Quantum eMotion、Energy Plug、Malahat Battery Technologyが提携し、量子暗号化システムを共同開発へ

要約

量子コンピュータ関連企業3社が提携し、軍事施設や電力網などの重要インフラを守る次世代セキュリティシステムを共同開発します。量子技術を使った乱数生成チップで従来より強固な暗号化を実現し、将来の量子コンピュータによるサイバー攻撃にも耐えられる蓄電システムを目指します。カナダとNATOの防衛計画の一環として進められています。

Quantum eMotion Corp. (QeM)Energy Plug Technologies Corp.、およびMalahat Battery Technology Corp. (MBT)は、重要インフラ向けの量子セキュア型エネルギー貯蔵・防衛システムの共同開発と商業化に向けた共同開発契約を締結しました。この提携は、QeMの特許技術をEnergy PlugとMBTの先進的なバッテリーエネルギー貯蔵システム(BESS)およびエネルギー管理プラットフォーム(EMS/PMS)と統合することを目的としています。

この協力関係は、北極防衛施設、遠隔地の軍事基地、公共規模のスマートグリッドなど、幅広い用途向けのサイバーレジリエントで量子安全な電力システムの提供を目指しています。先住民主導の企業であるMBTは、システムの開発と製造において重要な役割を果たします。また、パートナー各社はカナダのサイバーセキュリティフレームワークの下、NATO連携の防衛イニシアチブを推進しています。

統合システムは、組み込みハードウェア、エッジデバイス、クラウドインフラストラクチャにまたがる量子耐性セキュリティ層を確立します。QeMは、電子トンネル効果による量子効果に基づき、ハードウェアレベルで真の乱数を生成するQRNG2チップを提供します。この提携は、エネルギー技術分野における量子グレードのサイバーセキュリティの実用化の先駆けとなることが期待されています。

背景

本記事で登場する技術用語の背景を解説します。まず「量子暗号化システム」は、従来の計算手法では解読が困難な暗号技術です。特に「量子耐性セキュリティ」は、将来の量子コンピュータの登場によって現在の暗号が破られるリスクに備え、量子コンピュータでも解読できないよう設計されたセキュリティ層を指します。

次に「QRNG2チップ」についてです。これは「量子乱数生成器」の一種で、記事にある通り「電子トンネル効果」という量子力学の現象を利用しています。通常のコンピュータが擬似乱数を使うのに対し、このチップは物理的な量子効果に基づいて「真の乱数」を生成します。真の乱数とは、予測不可能な完全なランダム性を持つ数値であり、暗号鍵の生成において高い安全性を提供します。

また、「BESS(バッテリーエネルギー貯蔵システム)」は、電力を蓄えて必要な時に供給する設備です。「EMS/PMS(エネルギー管理プラットフォーム)」は、これらのエネルギーの生産、貯蔵、消費を最適に制御するソフトウェアシステムです。これらを量子セキュリティと統合することで、電力インフラ全体の強靭性を高めることが目的です。

関連する記事としてQuantum eMotion、NIST SP 800-90B検証のため量子エントロピーソースを提出Quantum eMotionのSecureKeyモジュールがFIPS 140-3検証のためNIST試験に入るAEGIS、Quantum eMotion、SEETELが量子セキュリティ対応エネルギープラットフォームを立ち上げもあわせてご覧ください。

2025年10月15日

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