量子コンピュータ向け高密度接続ソリューションのプロバイダーである[Delft Circuits](https://delft-circuits.com/)は、産業用エラー訂正量子システムの実現を視野に入れた量子コンピュータのスケーリングに関するロードマップを発表しました。このロードマップは、フルスケールの量子コンピューティングにおける課題の1つである、数千個の量子ビットを確実に接続することに取り組むものです。Delft Circuitsの[Cri/oFlex®](https://delft-circuits.com/cri-oflex-technology/)ケーブルは、従来の同軸ケーブルに代わるものとして開発されました。同社によると、従来の同軸ケーブルは物理的なフットプリントが大きく、信頼性の問題により、スケーリングに限界があるとのことです。
Cri/oFlex®ケーブルは、超伝導材料とフィルター、そして多チャンネルフレックスケーブルに統合された減衰器を組み合わせたものです。このロードマップは、システムあたりのチャンネル数の増加(数量)、ノイズの抑制(品質)、故障ポイントの制限(信頼性)に関する計画を示しています。同社のロードマップでは、ローダーあたりのチャンネル密度を現在の256チャンネルから2027年には1,024チャンネル、2029年には4,096チャンネルに増加させ、2030年までに耐障害性のある量子コンピューティングの実現を目指しています。また、このケーブルは同軸ケーブルと比べて故障ポイントを5-20倍削減する簡素化された設計を採用し、フラットケーブル設計により熱化を早め、熱負荷を低減することで信頼性も向上させています。
このロードマップは、スケーリングのボトルネックに対処し、数千個の量子ビットを接続し、高度なエラー訂正をサポートする量子コンピュータの基盤を築くことを目的としています。Delft Circuitsは、量子技術が成熟するにつれて、I/Oが量子エコシステムにおける独立した水平レイヤーになりつつあると指摘しています。同社は、ロードマップの成果について業界のリーダーと意見交換するため、米国での顧客ロードショーを開始しました。
2025年9月19日




